膝痛は60歳以上の男女でおよそ6割もの人が抱えている症状で、中高生も発育途中の過度な部活動の練習などでよく発症する、いわば現代生活で切っても切り離せない症状だと言えます。当院では、この膝痛の治療を得意としており、様々な症状へ対処してきました。

症状別診療案内

半月板損傷

  • 嵌頓症状(ガクッとなる感覚)がある方
  • 強い衝撃で膝を痛めた方
  • バスケなど飛び跳ねるスポーツをしている方
  • 階段の上り下りやしゃがむと痛い方

半月板損傷で特に厄介なのが、オスグッド症や膝の靭帯損傷と合わせて起こっている場合です。痛みが引いたはずなのに時折痛むといった症状のある方は要注意です。当院では手技療法で膝関節を正しい位置に戻したうえで、保存療法にて回復を狙います。

側副靭帯損傷

  • 階段を降りる際に痛みを感じる方
  • 膝を捻ると痛みを感じる方
  • レントゲンで骨に異常がなかった方
  • 痛みで正座ができない方

膝に強い衝撃が加わったとき、特に外側に膝を捻ったときに発症しやすい症状です。「歩行時の方向転換」「何かを踏むのをよけようとした瞬間」など日常でも起こりうる怪我です。3週間ほどで腫れや痛みが引いてきますが、治療せずに放置していると、時折膝の角度によっては痛みを発症し、慢性化してしまうこともあります。

タナ障害

  • 膝に激痛が走る方
  • 膝に引っ掛かりを感じる方
  • 曲げ伸ばしが辛い方

膝に引っ掛かりや強い痛みが生じる、症状のことです。
原因は膝の内側にあるヒダが、何かの拍子に関節部分に引っかかってしまうことです。保存療法で治ることもあり、その場合は膝のかみ合わせを調整してあげることでヒダを外すことから治療を始めます。

オスグッド

  • 日頃から長距離を走っている方
  • 中学生、高校生の方
  • バスケなど飛び跳ねるスポーツをしている方

オスグッドは成長期の一過性の症状で使い過ぎによって起こります。ですので、成長が終了すると多くの場合は治癒します。
しかし、オスグッドだと思って安静にしていても痛みが引かない場合は、他の症状を併発している可能性もあるので要注意です。

ジャンパー膝

  • 特に下記スポーツをされている方
  • バスケットボール
  • バレーボール
  • ハンドボール

ジャンプや着地、ダッシュやストップなど、急激な動作を繰り返すことによって、膝に疲労が蓄積し起こる症状です。オスグッドと混同することがありますが、ジャンパー膝は膝のお皿部分が痛みます。しっかり膝の負担を軽減してあげることが重要です。

上記症状以外の診療も承っております。
当院は信頼できる整形外科医院や大学病院とも連携しておりますので、
レントゲン撮影や外科的手術が必要な場合は、紹介状にてご案内いたします。
また、術後の経過観察やリハビリ等で当院へ通っていただくことも可能です。