半月版の摩耗・損傷

今回は、前回・前々回と『膝、特に半月板』についてお話しした流れで、ある患者様について、お話ししようと思います。

その方は、膝を痛めており、2か月くらい前にかかりつけの整形外科で診てもらったそうです。
ずっと腰に持病を抱えており、その整形外科の同じ医師の方にお世話になっているみたいでした。
今回の膝痛は、ずっと痛んでいるわけではなく、『ある角度で動かすと痛くなる』という特徴をもっており、そういったことも加味して、整形外科の先生からは、腰痛からくる神経痛で、膝も痛んでいるのではないかと診療してもらったみたいでした。
しかし、中々痛みが引かず、当院のことを聞きつけ、セカンドオピニオン的な位置づけて、来院されました。

もちろん神経痛の場合もあるのですが、ある角度で膝に痛みを発症する原因の多くは、これまでも語ってきました通り、半月板です。
実際、太ももの骨とスネの骨を繋ぐ部分に触れてみると、激痛が走り、今回も例にもれず、痛みの原因は『半月板の摩耗・損傷によって膝関節のかみ合わせが悪くなっていること』でした。

そこで、当院独自の手技治療の出番です。(毎度最初は痛くて、患者様方申し訳ございません。)
膝関節の可動域を正常な位置にもっていくように、ちょっとずつ痛みや症状とのバランスを見ながら、複数回の通院に分けて動かしていきます。
すると、2~3回ほどで、それまでできていなかった「屈伸」や「正座」ができるようになり、ちょっとずつ痛みが引いてきているようでした。

今回の一件もそうですが、前回・前々回の話でも述べたように、膝痛には非常に様々な原因が考えられるため、特定が難しい箇所でもあります。
当院でも、最初からこれは『半月板が原因です!!!』とは言えず、治療をして症状が和らいでいく中で、初診で立てた仮説が正しかったんだと思うことができます。
ですが、半月板は早めに対処すればおおよそ日常生活に問題がないレベルまで痛みを抑えられる症状でもありますので、少しでも皆様が気づけるように、半月板の摩耗・損傷でよくみられる痛みのシーンを以下に並べましたので、是非参考になさってください。

・階段を上るときはそれほど痛くはないが、下るときに強く痛みを感じる
・膝を曲げ伸ばししたときに何か引っかかりのような違和感を感じる
・なんとなく膝が熱い感じがする
など

いかがでしたでしょうか。

私生活に確実に影響の出る膝の痛み。皆様の健康に少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

ふじと接骨院
院長 藤戸慎一郎

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