治療頻度の大切さ

前回のバネ指の投稿でも簡単に触れましたように、
https://www.fujito-sekkotsu.com/post/how-to-physicalcare-20
今回は治療頻度の大切さについてお話ししたいと思います。

接骨院・整骨院と整形外科の違い

接骨院・整骨院と整形外科の双方に通われたことのある方は気づいていらっしゃるかもしれませんが、
整形外科ではレントゲンに異常が見られた場合を除き、週1回の通院が慣例となることが多いです。
しかし、接骨院・整骨院では通い始めは「できれば2~3日以内にまた来てください」と言われることが多いと思います。
これは、専門的に扱っている領域が違うために、そういった違いが生まれるのです。

整形外科は基本的に骨に異常が見られた場合の処置に長けています。だからこそ、レントゲンを撮る設備が整形外科には必ずあり、まず診察時にほぼ必ずレントゲンを撮ります。そして、骨に異常が見つかった場合は、お医者様の治療を受けたり、機械での治療を施したり、手術が必要な場合は設備の整っている病院へ詳細な診断結果と共に紹介状を書いてくれたりします。一方、接骨院・整骨院はレントゲンには現れない、筋肉などの身体の異常に対する治療に長けています。首凝り・腰痛で接骨院・整骨院に通われる方が多いのはそのためです。
もちろん、整形外科でもこうした症状は対処してもらえますが、基本的には温熱治療やマッサージなど自然治癒力を高めることで、症状を治す対処をします。一方、接骨院・整骨院は患部に対して、手技治療で直接的に改善を図るのです。

治療頻度の重要性

この手技治療において重要となってくるのが『治療頻度』なのです。
そもそも手技治療とは、痛みの原因に対して手技で直接対処し、悪い状態から良かった頃の状態に戻そうとします。
しかし、日常生活を送っているなかで、どうしても患部に疲労がたまったり、負荷が掛かったりと、患部は徐々に悪い状態に戻っていってしまうのです。こうなると、折角接骨院・整骨院に通って、状態を良くしてもらったことが無駄になってしまい、次通ったときにはまた1からの治療にもなりかねません。特に、発症したての頃は状態が悪くなりやすいのです。
だからこそ、接骨院・整骨院では通いたての方々には多くの場合「2~3日以内にまた見せてもらえると」とお声を掛けるのです。
確かに、お忙しい中で何度も接骨院・整骨院に通われるのはめんどうかもしれません。ですが、最初の1週間だけでも2日に1回のペースで見せていただければ、痛みを引きずる可能性はだいぶ下がってきます。腱鞘炎、テニス肘、野球肘、バネ指など、日常生活でも使い過ぎに要注意な症状に関しては、特に患者様のご協力を賜れればと思っております。

1回の治療で何をしているのか

上記のように申し上げると、中には1回の治療で治しきることはできないのか?と疑問に持たれる方もいらっしゃると思います。
確かに、1度に一気に治療することは理想ではありますが、中々そうもいきません。
様々な理由がありますが、大きくは以下2点の理由からです。
1. 1つの症状に対して複数個所治療しなければならない
2. 無理な治療は逆効果

1. 1つの症状に対して複数個所治療しなければならない

例えば一口に腱鞘炎と言っても、手首のどの腱が炎症を起こしているのかで治療内容が変わります。
手技治療は上記でも述べたように、痛みの原因に対して直接アプローチしますので、「手首」と言うアバウトな範囲ではなく、手首のどの筋肉、どの腱が問題なのか。まで見極めて治療いたします。
しかし、おおよそ人が痛めるときは、1本の腱だけ痛めるということはなく、複数個所にわたって悪い状態になっていることがほとんどです。この複数個所を一度にアプローチしようとすると、数時間もの時間を要してしまいます。ですので、複数回に分けて1か所1か所丁寧に治療していくようにしているのです。

2. 無理な治療は逆効果

特に寝違えなどでは多く言われていることですが、痛めた箇所をごりごりマッサージしたり、マッサージに続けて温熱治療までしたりすると、逆に症状が悪化することもあります。結局、患部は炎症を起こし、痛みを伴っています。そこに対して、手技治療で直接アプローチするわけですから、さらに炎症を起こさせてしまう可能性もあるのです。従って、やりすぎることなく患部に負担を掛けずに、1日置き程度で徐々に治療していくことが必要な場合もあります。なので、治療してもらったときに「あれ?こんだけ?」と思ったことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、それは患部の状況を見て治療と負担をコントロールしているのです。

このように、接骨院・整骨院が週に複数回の治療をお願いするのは、それなりの理由があってのことになります。
当院含めて接骨院・整骨院の先生は患部を治すために最適だと思われる手段を講じていますので、是非患者様にもご協力いただけますと幸いでございます。

ふじと接骨院院長
藤戸慎一郎

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