寒さが厳しい今こそ膝ケア

今回は寒さの厳しい今の時期こそ大切にしたい『膝ケア』の方法についてお話していきます。
今の時期、不意に膝を痛めたり、どうにも動きが悪い、なんてことがあると思います。
そういう時こそ、普段通りに動こうとするのではなく、ちょっとしたことからケアしていくことで、怪我を未然に防いでいきましょう。

膝の状態を知り、正しくケアする

寒い時期は特に、歩いていても、何気なく立ち上がった瞬間でも、朝起きた時でも、いつ何時膝に痛みが走るかわかりません。
また、日本では約3,000万人が何かしら膝に不調を抱えているデータがあるほど、膝痛は身近な怪我です。

この投稿では、膝痛の原因、自分の膝の状態を知るためのチェック項目、膝のケアの方法の3点から、皆さんの膝痛予防になるように解説していきます。

寒い時期の膝痛の原因

「寒いから関節が固まる」とよく言いますが、実は固まっているのは関節だけでなく、その周辺の筋肉も固まってしまっています。
それによって『血行不良』を引き起こし痛みに繋がるケースが多くあります。
また、『寒暖差』も膝に痛みを生じさせます。例えば、元々膝を痛めた経験があったり、四十膝、五十膝を抱えていたりするところが、急激に冷えると、それが軟骨を刺激して何もしていなくても痛みを生じさせる場合があるのです。
加えてこの時期は『食事制限』をする方も多くいらっしゃいます。寒い時期は運動不足になりがちなので、太らないために食事に気を遣おうとするためです。しかし、この『食事制限』もやり方を間違えると『栄養不足』に繋がってしまいます。特に気を付けて欲しいのが『タンパク質不足』と『カルシウム不足』です。それぞれ膝の筋肉と関節を構成する大切な要素ですので、食事制限する際にもとりあえず食事の量を減らすのではなく、必要な栄養素はたっぷりと摂れるような食事を心がけましょう。

その膝ちょっと危ないかも?10のチェック項目

生活動作で膝を使わないときはない程、日常で大活躍の膝ですが、一度痛めると日常に支障をきたしやすく、また治りにくいのも膝の特徴です。ここでは、膝がちょっと危ない状態になっていないかを確かめられるように、チェック項目を10個挙げました。
是非皆さんもチェックして頂き、正しくケアして、膝痛を予防しましょう。

1.普段は痛くないけれど、ある動作の時に痛みを感じる
2.しゃがんだり、階段を下りたりするのが億劫
3.正座が出来ない
4.膝を動かしたときにギシギシ・ボキボキと鳴る
5.膝の内側が腫れている気がする
6.かつてもしくは今、結構激しい運動をしている
7.X脚またはO脚だ
8.過去に膝を痛めた経験がある
9.最近歩き方が変わった気がする
10.立ち姿がまっすぐでないときが多い

いかがでしょうか?
1~5で1つ以上、6~10で1つ以上当てはまっている場合は、要注意です。
不意に膝を痛める危険性が高いと言えるでしょう。

次は、そういった方々のための『ケア方法』について解説します。

膝ケアの方法

1つ目は温めることです。
これはなにも整形外科などで温熱治療を受けることを指しているのではありません。日常出来る範囲でまず物理的に膝をこまめに温めましょう。ということです。
特に寝起きは身体の関節が固まっていて且つ冷えている状態なので注意が必要です。
朝の出かけるタイミングでもまだまだ膝は冷えている可能性があります。
ですので、
「遅刻しそうになり小走りするとき」とか「駅の階段を上り下りするとき」「シンプルに歩いていて」など、普段なら問題ない動作の時に不意に膝を痛めてしまうことがあります。
ですので、出来る限り朝出る前に、
『お風呂に浸ける』『毛布などで温かくなるようにくるむ』と言ったことをして、膝を温めてから出かけるようにしましょう。

2つ目は適度に緩やかな運動です。
ランニングやジムトレーニングで膝を痛める方が多いのもこの時期の特徴です。
これは、季節によってウォーミングアップを変えていないことが多くの場合原因となっています。
膝には周囲を覆う筋肉も贅肉も無いため、外気の影響をもろに受けます。
だからこそ、運動前の膝は冷え切っていることが多いのです。
ですので、ストレッチをする際にも無理に動かさず、ゆっくりと動かし始めることが痛みの発症を回避できます。
ランニングであればいつもよりもスローペースで走り出したり、ジムトレーニングであれば、いつもより軽い負荷から始めたりすることで、痛みの発症可能性を押し下げることが出来ます。

3つ目は普段の姿勢に気を付けるです。
具体的には「歩き方」と「座り方」を意識しましょう。
歩き方では、膝は軽く上げて歩行し、かかとから地面につけて、足を地面から話すときにつま先から蹴り上げるようにして歩くと、足の内側の筋肉が鍛えられるので、膝の関節を守ることに繋がります。
座り方では、正座やあぐらをなるべく避け、椅子に座るようにしましょう。両方とも膝を圧迫し負担を掛ける姿勢だからです。

まとめ

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
経験者はお判りになられると思いますが、膝は一度痛めるとなかなか治りにくく厄介な怪我です。
ですので、特に寒い時期は今の自分の膝の状態に気を配りつつ、ちょっとしたことに気を付けて生活することで、快適な毎日が過ごせるようにしましょう。

次回の更新は2022/2/7です。

宜しくお願い致します。

ふじと接骨院
院長 藤戸慎一郎

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